着られる この挙措では lundi 10 novembre 2008

11月 10th, 2008

  シックリ馴染んで身についてゐないときに着られるといふ。芝居見物に行つて、会場で和服の人を見かけたが、どうも着物を着て來ただけと、聞きもしないのに自分から勝手に告げてゐる人が結構多い。

  日本人だから、着物を着れば、それで充分似合ふと信じ込んでゐるやうである。ところが傍からみてゐると、着慣れてゐないのがハツキリ見て取れる。

  和服と洋服では立ち居振る舞ひが違ふ。特に和服の立ち居振る舞ひを知らないと、着せ替へ人形になつてしまふ。
和服姿もよいが

  文明開化の洋服姿もさうだつたのだらうが、いまの和服姿もおなじやうな違和感だらけである。確かに和服は従來の日本の民族衣装かもしれないが、いまは特別なときにしか着ない。

  普段歩いてゐるのをみても、かういふ歩き方と思ふときがある。折角の美男美女が台無しだと勿体なく思ふ。挙措など死語になつてしまつた結果だらう。

  だからなにを着ても着られることになるのである。普段着慣れない和服となれば尚更それが露見する。

Entry Filed under: 覚え書

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